オランダ留学#22 オランダの水事情(アーネム編)
22回目。これ書いてるときはすでに年越し後。
今回はめちゃ気になってたオランダと水のつながりを調べてみた。
オランダは国土の半分以上が海抜1m以下の国。
普通だったら沈んでないか!?って思ったけど、やっぱオランダ人もそれについて四苦八苦してたらしい。
ちなみに英語でオランダはThe Netherlandsなんだけど、オランダ語だと低い土地って意味。
オランダ語の先生に教えてもらった。
(☝オランダの海抜を表してる写真。)
オランダは昔に農家が農地を開拓できるように、堤防を作って陸地を増やしたんだって。
んでオランダで有名な風車は、陸地に侵入してきた水をくみ上げて、海に戻すために建設された。
でも、1953年に起きた大洪水でほとんどの堤防が決壊して、土地が大きく減ったらしい。
もちろんそれで多くの人も亡くなったんだって。
そこで大規模なダムの建設が行われた。デルタ計画ってよばれてる。
簡単に言うと、オランダ(と一部のベルギー)の島になっている場所と陸地を全て防壁で囲ってしまうという計画。
それに加えて、風車が機能してるおかげで今のオランダがあるって言ってた。
つまりそれって水に関してはオランダが世界一の技術を持ってるってことだと思った。
んで、気になったからアーネムって町のWater Museumに行ってきた。
でも完全に間違った。
ここって洪水対策の歴史とかを展示してるとこじゃなくて、オランダの生活水に関する博物館だった(笑)
でもそれはそれで面白かった。
平日の昼間だったから自分しかいなかった。
しかもスゲー住宅地にあった。そりゃだれも来ないわ。
でも学んだことはオランダはほんと水を無駄にしてない、エコな国ってこと。
例えば、キッチンからでた生活排水はある程度綺麗にして、シャワーや洗濯の水として使われる。んで、その水もある程度綺麗にしてトイレの水に使われる。そしてやっと排水処理なんだって。
さすがケチと言われるオランダ人。
あと、飲み水もめっちゃ綺麗。
普通海外で水道水は飲めないって言われてるけど、オランダは別。
たぶん日本より安全かつ綺麗。
なんせ国民が高い税金を水に払ってるからね。
でも日本と違って硬水らしいから注意。でもEvianとかも硬水だから大丈夫でしょ。
あとあと、オランダ人は常に水筒もってる。これ来た当初は結構驚いた。
しかも中身は全員水道水。
自分もこっち来てから水道水ばっか飲んでるし持ち歩いてる。
久しくジュース買ってない。
(☝オランダ人この水筒めっちゃ持ってる。さまざま色な色がある。)
自分もオランダに馴染むために上の水筒買った(笑)
大学だとトイレの蛇口で飲み水汲んでる光景をよく見かける。
最初はきたねーなって思ってたけど、オランダの水がきれいな証拠。
(☝アーネムの街並み。普通の公園なのに動物がいるのはすごい。)
終わり。